明けましておめでとうございます。 

新しい年を迎え、雪も降りましたがお正月をいかがお過ごしになられたでしょうか。今年も、皆様のご家族が幸せで平穏な年でありますことをお祈りします。 

年末12月26日は、私たちの学園では例年の学園内研修を実施しました。様々な研修を行いますが、保育や行事の振り返りなど新たな年に向かっての研修、自己評価や英語研修なども含めて研修は一日幾つかのテーマで実施します。 

そのなかで、研修のひとつに不適切保育の防止に関する研修も入っていました。期せずして研修当日の朝一番で、市から「市内立保育園で2件の不適切保育が認められ、その事例を紹介するとともに、全市立保育園の全職員に対する研修を実施したこと、私立施設でも注意喚起をして欲しい」とのメールが入っていました。予定していた不適切保育研修で、早速その事例を紹介するとともに、改めてその重要性を確認しました。 

不適切保育は、明らかなものから、グレーのものまで、実はその境界は難しい部分があります。多くのマニュアルもありますが、実際の保育の現場ではこども達の行動は多様的複雑で、判断に迷うことが少なからずあることも事実です。このため不適切保育に至らなくても、気持ちの持ちようや感情的にうっかり不適切保育になりそうなことを確認していくことも大切です。今回私たちが準備していた研修内容は、「今年度、園児に対する自分自身の不適切保育のヒアリハットとしてあげられるものを書き出してみる振り返りを行いました。私たちは怪我等を防止するために日常保育で怪我等に至らなくても「ひやり」とする場面があった場合、それに遭遇した保育者がその状況や原因及び対策を「ヒアリハット」として報告書面にして全職員に回覧しています。言わば「ヒアリハット」の不適切防止版ともいう試みです。その副題として「―ヒアリハットは誰しも起こりうる可能性があり、重要なことはそのことを隠さず素直に振り返り不適切保育を起こさない日常の心がけが大切です。―」を掲げました。

 実は不適切保育の防止研修は常に行っており、夏の園内研修でも実施し、また夏も今回も仮想事例に基づくグループによるロールプレイングも実施しています。

 また毎朝の朝礼でも、「今日一日適切な保育に努めましょうー不適切保育をしないよう、また職員同士で声を掛け合いましょうー」との趣旨の確認を唱和しています。 

さらに重要なことは、保育者が楽しく保育を行う、例えばパワハラなど心の不安定を生じないような良好な職場づくりも、不適切保育の根本原因の除去に大切だと思っています。また「ヒアリング」制度などをもうけ、随時悩みや仕事に困ったことがないかなどを園長先生や主任など先輩の先生と話し合うことにしています。 

学園内ではパワハラ0宣言をし、「ありがとうが飛び交う職場」「互いに尊敬し、学び合う職場」をモットーにしています。正直言って、先生達のストレスには保護者の方からの多様な要望などの対応もあることもまた事実です。昨年12月22日に文部省が2024年の精神疾患発症の教員が7000人を超えたという発表をし、保護者からの過度なクレームなどによることも多く占めていたとのことです。私たちはこれにもどう向き合うかも悩むところですが、大事なことは保護者に寄り添い保護者のお子様第一のお気持ちも尊重しつつ、保育者の心の安定にも配慮していくことが大切と思っています。 

新年早々、少し重いお話しをしましたが、職員一同、お子様、保護者の皆様と、心を通わせ、新しい年も精一杯努めて参りますので、よろしくお願い申し上げます。