「せいかつ発表会」も終えました。皆様のご協力、ありがとうございました。

 年齢別での「発表」を観ていると、本当に年齢にしたがった成長の過程が良く分かります。3歳未満児や年少などの「発表」は、友達どうしで協力するというよりは、自分の思うままに歌ったり踊ったり、また何もせずに唯我独尊の境地で自由気ままの姿で、そこがまた年齢相応の成長の姿です。

 しかし年中・そして年長になるにしたがって、周りと合わせる社会性・自律性・自立性が育っていることが良く分かります。年少などであんなに何もしなかったお子さも、すっかり成長した姿を見せてくれるのも「せいかつ発表会」です。

 入園して幼かった子ども達も間もなく卒園を迎えますが、21世紀になっているのに、世界のあちこちで未だ戦争が起こっており、平和な日本もその畏れがないとは言い切れないこの時代に、今年の「せいかつ発表会」を観ながら、この子たちがこれからの将来、平和な社会で思い切って活躍できることを願わざるを得ませんでした。 

さて、年長児は卒園式、そして小学校の入学式が待っています。お父さん、お母さんにとって、ここまで大きく育てられたことに、様々な想いがおありだと思います。楽しいこともたくさんあったと思いますし、悩むこともあったと思います。これからもそれは続きます。 

私は、小学校の入学式の当日、クラスでの教室の想い出を今でも鮮明に覚えています、担任の先生から一人ひとり出席簿の名前を呼ばれ、返事をするのですが、私は自分の名前を呼ばれたとき思い切り大きな声で「ハイ!」と答え、後ろにいる母を探したとき、母がいつもと違う綺麗な着物姿で、にっこりと微笑んでくれ、子ども心に母の温かみを感じたことを記憶しています。今でもそれを思い出すと、母の温かさを思い出します。 

ところで、「子育て」は、実は「親育ち」でもあり、子育てを通して、自分自身を成長していくことでもあります。幼稚園・保育園では、皆さん全力で寄り添うことを努力してきたつもりです。しかし、小学校、中学、高校、大学と競争社会のなかで、幼稚園・保育園のように思い通りにしてくれることはむしろ少ないかも知れません。子どもも親の思いどおりに従ってくれないことも多くなります。お子さんのことを第一に考えて欲しいとともに、親も子も、年齢に即した社会性を身につけて、親離れ、子離れをしていかなければならない場面も多くなると思います。 

今回の卒園で幼稚園・保育園が最後になられる保護者の皆様、卒園式では、理事長が皆様の前でお話しする機会はありませんので、このお便りが最後の機会となります。皆様の子育ての一助となればとの思いでお話しして参りました。

 なお、今後とも、毎月のお便りはホームページに載されますので、卒園後、時間のあるときにご覧いただければ嬉しいです。 

それでは、どうかお元気で、お子様のますますのご成長をお祈り申し上げます。