本格的な夏がやってきます。以前は、夏は汗を流し、その後は冷たい飲み物や食べ物で爽快な時間が過ごせる季節感でしたが、近年は酷暑というべきか、命がけで過ごす過酷な季節になってきたと言っても過言でないような気がします。子ども達の安全に配慮しながら、皆で健康な夏を過ごしましょう。
幼稚園教諭・保育士の仕事は、子ども達と遊びながら楽しく過ごせる仕事というイメージを持つ人も多いかも知れません。もちろんやりがいのある仕事ではありますが、実は大変な責任と負担のある仕事です。
まずは、子ども達の安全確保はもちろんです。危険な遊びや環境にも心を配ります。未満児であれば、昼寝の時間は年齢によって一定の時間間隔で呼吸を確認いたします。
また遊びは大切ですが、遊びと言ってもそれは、年間・月案・週案・日案なその指導計画のもと、子ども達の自主性を尊重しながら、心や身体の成長を促す目的をもって、遊びの発展や行事等も考えていきます。子ども達の成長とともに自我が芽生え、お友達とのトラブルも多くなります。双方の子ども達の話を聞きながら、その解決にも心を配ります。一人ひとりの気持ちに寄り添い、その子にあった指導計画や指導に配慮します。さらに保育は保護者の皆様とのご協力・信頼関係で成り立っており、保護者の皆様のそれぞれのお気持ちにも寄り添い、お話に耳を傾けます。
実は、仕事はまだまだそれだけではないのです。子ども達が帰った後にも、次の保育の準備や教材などを準備します。外部研修にも積極的に参加します。
さらに子ども達の記録や求められている書類作成などに相当の時間を要します。保育施設には定期的に行政の監査が行われますが、そこに提示しなければならない書類は山のように積まれます。それはみんな保育の先生や園長先生はじめ職員室の先生が日常的に作成している書類なのです。必要な書類ではありますが、その山をみると、何か子ども達の大切な時間が割かれているのではないかと思うときもあります。
そのうえ土曜など、社会では休みでも、保育施設は子ども達のお世話をしなければならず、ローテーションで先生達が担当をします。これが例えば週休3日などというのであれば、その休みには子ども達はだれがお世話するのでしょうか。結局保育教諭・保育士にそのしわ寄せがくることのないよう願っています。お世話が嫌だといっているのでなく、幼稚園教諭・保育士の負担の解消にも配慮して欲しいと思うのは、おそらく保育施設にかかわる人達が願っていることと思います。
現在、「こども誰でも通園制度」が検討されていますが、その趣旨には異論はないのですが、その制度の全貌が見えず、そのための保育教諭・保育士を確保する方策やその負担解消が十分に検討されているのでしょうか。いずれにしてもこの制度のための必要な時間やそのための書類作成に、さらなる保育教諭・保育士の負担が増大しないように、また結局はその分今在園しているこども達にしわ寄せがこないように願っています。
保育教諭・保育士の先生に日頃感謝しているだけに、そのことを願っているのです。