5月の遠足は、保護者の皆様方からのたくさんのご協力をいただき、無事に終えることができました。ありがとうございました。 

大きなバスに乗って、皆で思い切り広い公園で遊ぶことができました。 先生達も子ども達の喜ぶ顔をみてとても幸せでした。今回の遠足は、子ども達がたっぷり遊べることを主眼に、余り遠くない時間のゆとりのもてる行き先を考えました。 

それにしても、遠足は天気が一番です、先生達もハラハラ、ドキドキでしたが、天気に恵まれて良かったです。 

遠足には、担任の先生はもちろんですが、運転手さんや担任以外のキッズ、英語科、職員室の先生達の陰の協力の力も大きいものがあります。 

現地の事前の下見や、当日には皆の到着前に先に現地に行って、現地や天気の状況などに応じてテント張りや安全確認などの様々な作業をします。またトイレットペーパーなどを持参するなどの準備もしていきます。そして子ども達の遊んでいる時間は危険の無いよう予め想定した配置につくなどです。バスが出発した後は、ゴミ拾いからトイレ掃除などもします。職員のチームワークに感謝しています。

 さて、子育てで、子どもには「安全基地」が必要性であるとよく言われます。 脳科学者に茂木健一郎さんと言う人がおられますが、脳に関する著書も多く、茂木さんも「子どもが生き生きと自分らしく成長するには、自分の個性をまるごと受け入れてくれる環境としての安全基地が何よりも大切である。」と説かれています。

 子どもが情緒豊かに、自主性をもって成長するためには、そう言った「安全基地」が必要であることに私も同感であり、その一番の「安全基地」は、お母さん、お父さんだと思うのです。 

お母さん、お父さん、もちろんそれはおばあさん、おじいさんでも良いのですが、家庭が最も安心できる基地となるのです。 

お母さんが美味しい手作りのお料理を食べさせてくれる毎日や、たまにしかないかも知れませんが、お父さんが肩車やお相撲で遊んでくれる、なにげない日常が「安全基地」になるのだろうと思います。 

その最も安全な「安全基地」と同じように、幼稚園の先生達も、子ども達にとって「安全基地」という環境になればと願っています。 

日常の保育活動の中で、子ども達同士で喧嘩しても、また集団生活の決まりも守ることを学びながらも、先生達の温かいぬくもりを通して、子ども達にとって安心して過ごせる環境をつくって行かなければならないと考えます。 

この点においても、遠足と同様に、担任はもちろん、キッズの先生、運転手さん、職員室の先生、給食・事務の先生を含めて、チームワークのもと、幼稚園を支える全ての職員が協力して「安全基地」作りをして参ります。