こども達にとって、12月は楽しい時期でもあります。

先日、職員室で、子ども達にサンタクロースのお話をすると、その目がキラキラすると話している先生の声が耳に入ってきました。

たしかに、サンタクロースがプレゼントを持ってやってくる不思議は、子ども達にワクワクを与えます。 このワクワク感は、子ども達の成長にとって大切なことなのです。興味をもったことに、意欲的になり、好奇心をもちます。

何に興味を持つかは、子ども達の周りにいる大人や環境に大きく影響されます。子ども達の特性を発見しそれを認め、自然なかたちで子ども達の興味を誘導することも必要な場合があります。両親や先生の一言によって、その子が大きく成長し、社会に大きく貢献していくということも少なくないのです。

それは決して難しいことを子ども達に求めるのではなく、絵本の好きな子には絵本のなかの物語に興味を抱かせるとか、音楽や創ることが好きな子にはそれに合った環境を与えてあげるとか、身体を動かすことが好きな子には運動の機会を与えてあげるとか、考えることが好きな子には将棋やパズルを与えるなど、様々なものがあります。もちろん子ども達の興味は移っていくことが多いのですが、それは構いません。いま興味のあることを通して、好奇心と意欲によって学習をしながら、その達成した時の喜びを体感し成長していきます。

実は、子ども達の特性を発見し、興味のあるものへと誘導し、達成感の喜びを会得していくことは、教育の大切な一つでもあります。

そうして、興味あるものへの取組は、将来本当に生涯自分のやりたいことを見つけたときに、その身につけた好奇心と意欲によって、努力を持続し継続していけるのです。

知識だけでなく、こうした好奇心と意欲を養っていくのが、幼児期の大切な時期でもあります。

それでは楽しいクリスマスを。 メリークリスマス!