新しいお友だちを迎え、賑やかな園が始まりました。

近年の新入園児の傾向として、園の玄関や保育室で泣くお友だちが少なくなってきたように思います。

おそらく、入園前の早くから、当園のピエロハウスなどのような子育て支援施設でのお友だちとの触れ合いや、預かり保育などの体験が、新しい環境にもすぐに飛び込んでいけるのでないかと思われます。

もちろん、泣くお友だちいますが、それはそれで可愛く、それぞれの成長の過程であり、やがて元気に園の中を遊びまわることでしょう。

そして、今は神妙なお顔でおとなしく先生のお話を聴くなどしていますが、5月の連休明けから6月、7月と幼稚園の様子が次第に分かってくると、神妙なお顔から、その活動や遊びが活発となり、先生のお話はどこ吹く風で、自分勝手に動き回ったり、お友だちのトラブルが多くなったりします。これも成長の過程であり、そうしたなかで徐々に我慢をすることやトラブルの回避を学んでいきます。ですから、焦らず、1年、2年という単位で、ゆっくりと見まもっていって欲しいと考えています。先生達はそんな気持ちで、子ども達を大きく包んでいます。
それでも、進級児、新入児ともに、新しい環境において、子ども達の疲労は大きいものがあります。

特に子どもは、眠かったり、疲れがでたときは、機嫌が悪くなったり、ぐずついたりします。なかなか言うことを聞いてくれないときには、眠かったり、疲れていることが多いものです。それには規則正しい生活が大切です。
お父さん、お母さんの生活時間スタイルと子どもの必要な生活時間スタイルが異なる場合、なかなか生活習慣を変えることは容易ではないのですが、子どもにとっての体内時計に合った、早寝、早起きはとても大切です。子どもの心身はもちろん、脳や情緒の発達にも大きく影響するものです。

そんなことに少しでも留意して、お子様を園に送りだして欲しいと願っています。