平成30年度が始まりました。

それぞれの学年・またキッズルーム・給食・スクールバスなどの先生・職員も新年度の準備を進め、進級の子ども達、新しく入園する子ども達と遊べることを楽しみにしています。私達の幼稚園・保育園では、保育教諭(幼稚園教諭:保育士)、看護師・栄養士・調理師・事務・運転手さんなどがおりますが、保育教諭だけでなく、すべての職員は子ども達にとっての人的環境であるとの共通意識のもとで、やりがいのある保育に携われる誇りとチームワークをもって、お子様をお世話しています。

3月にも申し上げましたが、今年度、あそびの森金鵄幼稚園がプレ年少保育室と多目的園舎の完成とともに、新たに認定こども園となり、認定こども園あそびの森有明幼稚園・認定こども園あそびの森つばさ幼稚園・認定こども園あそびの森すみよし保育園と、全ての園が認定こども園となり、それぞれ互いに連携・協力し合い、また2歳児・プレ年少も充実します。なおあそびの森きんし保育園は単独の姉妹園ですが、認定こども園あそびの森金鵄幼稚園と連携して参ります。また、上記園名からお気づきなったでしょうか、平成30年度より、認定こども園あそびの森つばさ幼稚園の正式名称として「金鵄」の文字が取れますのでご承知おき下さい。

さてこの欄は、私が理事長に就任した平成2年以降28年間、毎年1月も欠かさずに、子育てについて、思うこと、感じたことを書かせていただいています。十分なことを書けないと思いますが、よろしくお願いします。

私達の幼稚園・保育園では、何を幼児教育の根幹に据えているかということを、今年度の最初にお話しておきたいと思います。それは、子ども達が成長する過程において様々なことに遭遇するなかで「やり抜く力」をつけることを目標にしたいと考えています。これは知識ではなく、非認知的能力とも言える目に見えない能力ですが、自立性・自発性の言葉に代えても良いかも知れません。

子ども達は、卒園後小学校に進み、次第に競争のある社会に入っていくわけです。そのために、「やり抜く力」をつけ、勉強や与えられたことに積極的に立ち向かう姿勢や努力をする力を持ち、そして人に対する優しい思いやりが出来る子ども達に育てたいのです。その生活習慣を育てながら、それをベースに幼稚園ではさまざまな遊び・経験を重ね、もちろんそれは卒園までに完成するのでなく、しかしその基盤を潜在的に身につけ、次第にその力が花を咲かせることができるようになって欲しいのです。

幼児教育は、生涯の教育のなかで、最も重要であるというのはそこのところだと確信します。

教職員、精一杯、お子様達をお預かりさせて頂きますので、よろしくお願い申し上げます。