7月に入り、梅雨のじめじめした時期となっています。また8月に入れば暑い真夏がやってきます。子ども達の健康に留意していきたいと思います。

6月は、参観・懇談会などがありましたが、多くのお父さんにも幼稚園・保育園を訪れていただきました。

ところで、親の本質的な役割としては同じですが、父親の役割と母親の役割とはおのずと違うところもあると思います。

子どもを思いっきり抱きしめたり、抱っこしたり、抱き上げたり、一緒に遊んだりすることは、お母さん、お父さんが子どもと接するうえでとても大切ですが、いけないことやきちんとするべきことについては、ある意味、威厳をもって子どもに接するのはお父さんの役割であり、その逃げ場がお母さんの役割であるかも知れません。

子どもは優しくされるだけを望んではいない面があります。よく、甘やかされてきた子どもが、大人になってから、「もっと親から叱ってほしかった。」とつぶやくことがあります。事実、私も子どもの頃、優しくばかりされていると、時には少しは怒って欲しいと思うときもあり、叱られるとなぜか嬉しく思うこともありました。

実は、子どもにとって、叱られることは、お母さん、お父さんから関心を持たれているという安心感もあるのです。叱られた子どもが泣いても叱っても、心のなかではお母さん、お父さんが大好きなのです。それは、お子さんとの間に、信頼関係(愛着関係)があるからです。その時に、お父さんとしてはメリハリをつけ、いけないことはいけないときちんと伝える役割がとても大切です。少しお父さんが怖いと思っても、そうでないときに、思いきり抱きしめてくれ、抱っこし、抱き上げてくれる、また一層に遊んでくれるお父さんが大好なのです。

さて、1学期も進んでくると、子ども達は新年度の多少の緊張感から解き放されて、活動が活発になっていきます。それだけに自我が表にでてきて自己主張が多くなってきます。友達ともトラブルも多くなります。それも子ども達が学び、成長している過程です。

子ども達を信頼しながら、温かく大きな気持ちで見ていって欲しいと思います。