進級・入園の最初の桜の4月を終え、新緑の5月を迎えます。

なれない新しい環境でも、子ども達は頑張っています。

少しずつ遊びやお友達の輪も広がっているようですが、連休後にはまた少し逆戻りや赤ちゃん返りもみられることもあります。焦らずに温かい気持ちで見まもるようお願いします。

保育には、重要な目標が多くありますが、そのなかで、毎年度当初に、職員には年間を通しての重点目標をお願いしています。

そのほんの一部を、それを原文のまま紹介してみたいと思います。

「令和5年度は、そのひとつとして、子ども達が自らの力で生きる根っ子を育てることです。そのためには、子ども達自身が考える時間と環境を与えること、それには、待つことの大切さと子ども達への言葉がけが重要です。保育計画・指導案についても常にそのことを考えて進めてください。また不適切保育のないように、皆で声を掛け合いましょう。」

以上ですが、これは保育の基本であり、保育を携わる者にとって当然のことでもあります。

しかし、新型コロナについては、未だ不安な要素はありますが、今年度は、そこから脱して、コロナ禍で学んだ保育の見直しを生かしつつ、できるだけあるべき保育の姿をはかっていくことについて、改めて全職員で共有したいと考えて、このような重点目標をあげています。

行事についても、日常の生活のなかの積み重ねを確認する節目であり、そのために日常保育を大切にしていくことも含まれています。

このような心構えを重点目標として、年度を通して皆で共に共通の課題を考え続け、常により良い保育のあり方を模索してければと考えています。また不適切保育は許されないことも、保育者としての共通意識とするべきは当然であります。

そのためにも、「お互いを認め合い、尊敬し合う」、「互いの良いところを発見する」 「思いを伝えられる」、そんなチームワークのもと、助け合いながら、皆で悩みや苦労を共有し、保育を楽しみながら、子ども達のため、互いにそれぞれに与えられた役割を果たしていきたいと思います。