3月の卒園式を終え、4月新しいお子様もお迎えし、令和5年度の始まりです。

ご入園、ご進級、おめでとうございます。新しい生活で、慣れないお子様の心身の負担は大きいものがあります。はじめはお子様も戸惑い、これから思いがけないこともあるかとは思いますが、いずれ園生活が楽しくなるはずです。

さて、3月には、卒園児の保護者の皆様から、園や担任に様々な感謝のお言葉やお手紙をいただくことが多くあります。しかしこれまでこの欄でそのようなお手紙をご紹介したことはないのですが、とても嬉しく感動したお手紙がありましたので、その二つをご紹介させてください。お子様、幼稚園名は略させていただきました。

「いつもお世話になっております。○○の父です。今日、幼稚園最後の送り迎えに行きました。―(中略)―幼稚園までの道のりを○○と一緒に歩きながら、‘今日で最後’としみじみと登園しました。プレ年少さんや年少さん達のかわいい渋滞が起き・・入り口のうさぎさんもぞうさんもみんな愛おしく感じました。今日もいつもとかわらず、バスの駐車場で、階段で、園庭で「おはようございます」とお声をかけていただきました、ただの挨拶といえばそうなのですが、いつも必ずどなたかに優しくお声をかけていただきます。‘いつも誰かがみてくれる、みんなが見守ってくれている’そのような安心感が□□幼稚園に溢れていました。担任の先生でない先生にも名前を呼んでもらったり、□□幼稚園の愛を感じました。 今日お迎えで園庭で○○をまっているとき、園庭をボッーと眺めながら、思いました。人として大切なものは全部幼稚園にあると。お友達と仲良く並んだり、きちんと一列に並んで待ったり、先生にさよならの挨拶をしたり、お迎えのパパやママを見つけて、笑顔で駆け寄ったり、これ以上必要なものはないと。お迎えに来るたび、そういった光景を見るのが好きでした、かけよって来る○○は、いつもかわいかったです。コロナ禍という過酷な状況の中、プレ年少から年長まで長い間ありがとうございました。心より感謝申し上げます。父  追伸 返信は不要です。」

何よりも、お手紙からお子様への深い愛情が感じ取れるお手紙でした。あわせて、○○ちゃんのお母様からも添え書きがありました。

「お世話になっております。とうとう卒園の日を迎えました、喜ばしいことですが、とっても寂しいです! 兄の◎◎と合わせて6年間お世話になりました。私は◇◇(注:姉妹園)を卒園しました。子供たちも同じ制服を着て、幼稚園で楽しく過ごしている姿を見て、何時も幸せな気持ちでいっぱいでした、幼稚園でイベントのある時は必ず☆☆園長先生(□□園・◇◇園初代園長先生)のお顔を拝見し、当時の事を思い出していました。子ども達も、私と同様、たくさんの楽しい思い出が出来たと思います。将来、どんな事が記憶に残るのでしょうか、楽しみです。本当に、ありがとうございました。 母」

もう一つは、6年前に卒園し、今年小学校を卒業した卒園児さんからいただいたお手紙です。しっかりした字で、とても心を込めて書かれ、胸を打たれました。

「□□幼稚園の皆さんへ。 □□幼稚園の職員の皆さん、僕が園児の時、そして、卒園してからもずーと優しくしてくれてありがとうございました。□□幼稚園を卒園してからも嬉しかったことが二つあります。一つ目は、習い事にいくと、「・・ちゃん!」と何時も声を掛けてくれたことです。あの声を聞くたびに、幼稚園の懐かしさと、先生の優しさを感じました。二つ目はピアノの発表会に、毎年来てくれたことです。先生がいたことで、緊張がほぐれ、やる気がでました。とても心強かったです。中学校になって、行く機会が無くなるのは、とても寂しいです。職員の皆さん、これからも健康に気を付けて頑張ってください。卒園してからも、たくさんの思い出を作ってくださって、本当にありがとうございました、僕も立派な人になれるように頑張ります。・・・より」

2つのお手紙、ありがとうございました。私たちはとても励まされました。

今年も、職員皆で一生懸命、心を込めてお子様をお世話して参ります。

保護者の皆様、どうかよろしくお願いします。